久留米絣を使用したワンピース。
伝統的な十字絣を現代の女性の感覚でも美しく着れるようにという思いからデザインしました。

また日常の中で素朴な一着が映画のワンシーンのような美しさを持つようなイメージを持ってデザインを考えていきました。
朝のゴミ出しや日傘をさしてスーパーに行く姿、夕方の散歩、いつもの変わらない毎日に特別な普通を。

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久留米絣とは福岡県久留米市、八女市など筑後地方で織られている「絣」という独特の織表現の綿生地のこと。
織った際に柄になるように先に糸を括り・染め分けすることが大きな特徴だ。
その工程は細かく、機械化された絣だったとしても工業と工芸の間のような物作り。
比較的太番手の綿糸を使うことから生地は丈夫で江戸後期～戦後まで普段着用の生地として多く織られた。
また世界中に絣の技術はあるが機械化が成功したのは久留米絣のみである。